2020.02.09
見返りを求めないと気が楽になります
今回は人間関係、コミュニケーションの話になります。
昔はよく「ギブアンドテイク」と言われていました。
見返りを求めて何かをすると、何も返ってこなかった時にがっかりしたり、何で私がこんなにやってあげたのに、何も返してこないんだ!ってイライラしたりすると思うんです。
私はそういう時間すらもったいないと感じるので、人に何かする時は見返りは求めないし、その人から返ってこなくてもそういうものだと思っているので、がっかりもイライラもしません。
若い頃はそうではなかったのですが、私が接している私より先輩の大人の方、経済会で成功されてる方、著名な方で私が尊敬している方は皆そうなんですよね。
親御さんの対応からも学ばせて頂く事は本当に多いです。
だから私も良いな、素晴らしいなと思う所は見習って真似をしていたら、どんどんマインドが変わり、イライラする時間も減りました。
今では自分が自然と避けるからかもしれませんがギブミー!的な人は近くにいなくなりました。
例えば仕事柄、ほかの業種の人とお会いする機会も多いのですが、私とたいした人間関係もない方から「これから頑張っていきたいと思っているので、誰かお客さん紹介して下さい。」って言われる事がすごく多いです。
そのサービスを必要としてる人がいて、なおかつ私が良いと思ったら紹介するかもしれないですが、頑張っているのは皆同じですし、集客は自分が頑張る事なので、はぁ、、、という感じにしかなりません。
私がいいよって紹介して、それがよくなかったら私の信用が下がりますし、信用はお金では買えないし時間もかかるし積み重ねなので、それはこれから本人が頑張っていかなければいけない課題なので、すでにお客さんがいる人からまわしてもらおうというのは虫が良すぎます。
逆にお金をもらっても本当に良いものでなければ宣伝や紹介はしないようにしています。(提供される時は提供と明記しますが、それも良い物しか紹介しません)
ギブアンドテイクは金品だけの事ではなく、そういった事も含めて全ての事です。
人間関係においても友達がいない人、本当に困った時に助けてもらえない、頼れる人がいないのは、自分に原因があると思って間違いないです。
いつも私の話を聞いてほしい!私を助けてほしい!いい情報が欲しい!と欲しがっている人の周りには欲しがる人しか集まりません。
私は聖人ではないですし、まだまだ成長中で完璧には程遠いですが、色んな失敗や先輩からアドバイスを頂いたり教えて頂きながら、少しづつ学ばさせていただいてます。
まずは相手の利益を考える。まずは相手を勝たせてから自分が勝たせてもらう。
こういう考え方がないと、これからの時代を乗りきるのは難しいと思います。
だから私は親御さんが高いお月謝をお支払い頂いて通ってくれてる以上は本人の利益、為にならなければトレーニングもやめた方が良いと提案する事が多いです。
それは見捨てるとかそういう事ではなくて、例えば本人のやる気や取り組み方次第で効果も結果も全く違ってくるし、十数年色んな人を何百人単位ではなく1,000人以上と接してきたので、伸びる伸びないは分かるようになってきました。
それは身体能力とか才能でみるものではなく、本人がどれだけ素直にアドバイスを取り入れるか?やる気があるか?取り組む姿勢で伸びる伸びないは分かります。
そこで本人にハッキリ伝えます。
そこで改心して取り組む子はまだチャンスがあります。辛い思いしてでも乗り越えたいのか?
先生からのアドバイスは自己否定されてるようで悲しくなるし、怒られるのは嫌だ!そこまでして強くなりたくないと思えばそこまでです。
私は調子の良いことを言って気分良くトレーニングに通ってもらおうとは一切思ってないですし、親御さんの賭けてるお金や時間を考えると、まじめに取り組む姿勢のない子にはやめた方が良いと早めに伝えます。
それが本当の優しさであり、相手の利益を考えての事なので、個人的な好き嫌いでそういう事は言いませんが、まずは相手にとっての本当の意味での利益を考えて行動しています。
その代わり、どれだけ難しくても、なかなか思うようにできなくても、やる気と食らいついてくる気があればとことん付き合います。
不器用な子でも、できなくてイライラしていても、毎週休まずきて何とか頑張ろうとしてる子とは毎週怒りながらケンカしながらも何とかしてあげたいので、お互い真剣にぶつかり合っています。
まずは相手の利益を考える。相手を勝たせる。
それができれば、その人から何も返ってこなくても、自分の達成感さえあれば満足できます。
実は本当にトップでい続ける人ってこういう人が多いんですよね。
だからスポーツの世界でもこの考え方は大切だと思います。
勘違いしないで頂きたいのはライバルを勝たせるという意味ではないです。
ですが相手を蹴落とすのも間違っています。
うまくいくコツはウィンウィンの関係という事です。
文章だけで読むとチンプンカンプンになるかもしれません。行動すれば分かると思います。
まずは身近な家族から。
自分の話ばかりしていませんか?
要求ばかりしていませんか?
そういう所から変わっていくと、子供も親の背中を見ていますし、驚くほど周りが変わります。
すでにできている方には当たり前すぎるお話でした。