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フィギュアスケートの回転に必要な要素の中で遠心力はとても重要です。

選手によって今まで色んな経験をしながら遠心力を自然に出してジャンプを跳んでいると思いますが、遠心力をどのように生み出せば重心の移動が少なくなり制御しやすいのか、どういうトレーニングをすれば身体の中心軸に近い場所から遠心力を生み出せるのか？

フィギュアスケーターのトレーニングを専門としているのなら、このポイントを抑えてるトレーナーからトレーニングを受ける事が回転力を上げる近道になります。

そして遠心力を生み出した後は回転を維持させる必要があるので、その為のトレーニングもやらないといけません。

選手の段階において指導レベルを変えていかないといけないので、これはグループレッスンではできない事で、個人レッスンでしか対応できません。

私がよくインスタグラムでスケートのジャンプを床で跳んでいるトレーニングをアップしていますが、本当に大切なトレーニングはその前の段階で行なっています。

あの動画のようなジャンプを沢山跳べばジャンプ力が上がる訳ではないので、ジャンプだけのトレーニングばかりやっていても思ったほどの成果が出ないのはこういう重要な所にアプローチしていない可能性があります。

そういう注意すべき点を知っているトレーナーが指導するトレーニングと、知らないトレーナーが指導するトレーニングでは同じ種目でも見るポイントが全く違うので、効果も変わってきます。

色んなトレーナーから色んな事を教えてもらった方が幅広くカバーできるのかと思いますが私は逆だと思います。

色んなものに手を出している人に限って、トレーナーのアドバイスが中途半端に理解され、どこへ行ってもあそこではこう言われましたと言い、結局何も得られてないように感じます。

富士山の登山道って4つあるのは皆さんご存知でしたか？
色々と手を出している人は、この登山道にしようか、あの登山道にしようかと富士山の周りをぐるぐると回っているように感じます。登山道を決めたら雑音を入れずに歩き続ける事が大切です。

まずは一つに決める事、それを信じてやり続けること。
信じてついてきてくれる方に全力を注いで指導していきたいと思います。