2023.09.22
ジャンプが跳べた先にある未来
フィギュアスケートを始めてすぐからずっとストレートボディでトレーニングをしている三島舞明くんが初めて日本代表に選ばれてJGP大阪大会で4回転を成功させました!
本当によく頑張りました!おめでとうございます!!
三島舞明くんは約7年前にフィギュアスケートを始めてすぐにストレートボディでフィギュアスケート専門トレーニングを始めました。そして5年前にストレートボディでハーネストレーニングを始めてからずっと継続しています。
今まで数百人のフィギュアスケーターの親子と接してきました。三島舞明くん親子は珍しく焦らないのが印象的でした。
多くの方は夏に入会して翌月のブロック大会でトリプルが跳べるようにしてほしい!と週2回つめて通ったり、入会してすぐに「全日本ノービスで表彰台に乗りたいから何とかしてほしい」と焦って駆け込み寺的に入会される方が多いです。
でも、そんなの無理です。今ブログを読んでる貴方のお子さんが跳べないジャンプがあります。すぐに跳びたいから世界的に有名なブライアンオーサーに習ったら誰でもすぐ跳べますか?ジスランに習ったら急に4回転が跳べるようになりますか?コツとかやり方は習えても、それから練習するのは本人次第です。世界的な有名なコーチでもすぐには難しいかもしれません。私ならなおさらです。しかも私はコーチではなくオフアイスのトレーナーです。コーチとは仕事が違います。
私はいつも焦ってる親子に「なぜそんなに焦るんですか?」と聞きます。全日本ノービスで優勝してもオリンピックには出れないし、ジュニアに上がってから成長期と体の変化を乗り越えないといけないし、ノービス、ジュニア前半でシニアで活躍する為の下準備をしっかりして、シニアで活躍すれば有名になるし、地上波にも出るし、オリンピックにも出れる可能性があります。
焦って練習させて怪我させて怒りまくってスケート自体嫌になって辞めてしまう、、、そんな子達も沢山見てきました。
みんな頑張ったねって親からほめられたいのに、頑張っても頑張っても毎日怒られて、人と比べられて、結果ばかり求められたら嫌になっちゃいますよね。
お子さんの未来がどういうものにしたいのか?親子でどこを目指すのかによってやることが変わって来ます。
とにかく今、目の前にあるジャンプを跳ばせてほしい!というだけでは終わりは見えませんし、ずっと悩みはつきません。
目先の事で悩み、一喜一憂せずに、きちんと目標を立てて、そこに近づいてたらokです。
三島舞明くんも練習で跳べるようになる、でも試合で決まらない日々が長く続きました。そのうち6分間練習では決まるようになってきたけどまだ試合で決まらない、でも成功に近づいてるから良いよねっていうスタンスが素晴らしいなと思っていました。
本人が頑張っていて、少しずつ近づいていってたらそれでいいんです。スポーツも勉強も魔法みたいにいきなり跳べたり天才にはならないので、コツコツ頑張るしかないです。
きちんと目標があり、焦らずやるべき事をコツコツやっていけばこうやって結果は出ます。
そういう方はストレートボディに入ったらかなり伸びると思います。
長くなりましたが、改めて三島舞明くん4回転成功と国際大会出場おめでとうございます!!