2018.09.22
メンタルトレーニング
メンタルトレーニングの研修へ行ってきました。
メンタルトレーニングでよく聞く話は自分がチャンピオンになった所を想像する事と言われるのですが、今回の講義はさらに先を行くお話で「チャンピオンになった自分はどう立ち振る舞うか?」というお話でした。
自分が実際になった事ないものを想像するのが難しければ、浅田真央さんならどう立ち振る舞うのかな?羽生結弦選手ならどう立ち振る舞うのかな?と実際にチャンピオンになった人ならこの場面でどう立ち振る舞うか?考えて自分がそのように行動していると、チャンピオンに相応しくなり、それ相応の結果が出るというメンタルトレーニングのお話がありました。
例えば日々の練習でもコーチに対しての接し方はどうでしょうか?自分が日本を代表選手だったらコーチに対してどのように接するでしょうか?
保護者の方も自分の子供がオリンピック選手だとしたら、周りの方にどう接するでしょうか?
そうやって考えながら接し方や立ち振る舞いを変えてみると面白いです。別にチャンピオンやオリンピック選手じゃなくても、自分が憧れてる人や目標としてる人がいたら、その人だったらこの時はどうするのかな?って考えて行動してみるのを試してはどうでしょうか?
今の自分の立ち位置、成績、実力は自分自身を変えないと何も変わりません。基本的に他人を変える事はできません。どれだけ自分の想いを伝えても、正論を言って納得させようとしても相手は変わらない事がほとんどです。
スケートの成績が上位で強い子はうまくいかない時にに人のせいにする子は少ないです。自分の努力不足、自分のせいだと思いまた頑張ります。 トップレベルになればなるほど戦うのは他人ではなく自分になるからです。
試合に勝てない子は勝てない言い訳を他人のせいにします。コーチが悪い、トレーナーが悪い、教え方が悪い。。。
同じ事を教えているのにオリンピックへ行ける子と行けない子の大きな差はここだと思います。
オリンピックに行く行かないというよりも、今後社会に出て働く時にも、周りに不平不満を言って職場を変える人は新しい職場へ行ってもまたしばらく経つと同じような理由で仕事を辞めたりします。どこへ行っても誰といてもしばらく経つとその人たち、環境が嫌になり逃げます。
だからスポーツを通じて自分を高めることも一緒に学んでいけたらいいなと思っています。
どこにいても、誰といても、自分が変わらなければ結果は変わらないという事を今回の講義で何度も言われました。
私も普段の生活で実感しています。
人間は弱いので、人のせいにしがちです。私もそうです。辛い事、悲しい事、苦しい事、理不尽な事、、、。いい事よりも悪い事の方が沢山あります。自分では頑張っているつもりでも、伝わらない事は沢山あります。それでもついてきてくれる生徒の為に、技術も経験も人としてもレベルアップしていこうと前を向いていこうと思えます。伝わらないという事は、まだまだ自分が足りないという事だから、どうしたらいいか考えます。そんな試行錯誤を繰り返しです。人のせいにして、他人を責めたらその場はすっきりして楽ですが、相手を傷つけるだけで成長はなく、また人が変わっても同じような出来事の繰り返しになるだけなので、その人とは向き合わずに自分と向き合って変われる努力をしていきます。
まだまだ至らない点も沢山ありますが、いつも楽しみにレッスンに来てくれる生徒、応援してくださる保護者の方々の為にも、私は頑張っていこうと思います。自分が変われば周りが変えられる事を体験しながら、子供達にも伝えていこうと思います。
結局最後は自分次第なんですよね。。。