2019.05.27
再会
以前ストレートボディに通ってくれてた生徒と親御さんに偶然お会いしました。
私の事を慕ってくれていた子だったのですが、コーチにトレーニングを辞めさせられてしまったので、辞めた後もその子の事はずっと気になっていたのですが、ひょんな事で偶然お会いできて嬉しかったです。
お母様とも久々にお話していたら「ごめんなさい、inoko先生にお会いしたら涙が出てしまって…。」と泣いてるお母様と子供の姿を見て、私も泣くのを堪えながら近況を聞かせて頂きました。
頑張っている子には出来る事は協力してあげたいですし、なんとか解決の糸口を見つけてあげたいですし、私が力になれる事なら協力したいと思っています。
今うちに通っていなくても、縁あって通ってくれてた子で、しかも本人の意思ではどうにもならずに辞めなくてはいけなかった子なので、なんとかしてあげたいです。
生徒たちには跳べないジャンプを跳ばせてあげたいし、目標の級を取らせてあげたいし、試合で勝たせてあげたいです。
その為にはその子に何が必要なのか?
毎日レッスンが終わってからその事ばかり考えています。ずっと考えてるとその子に必要な事が浮かんできますし、次のトレーニングではこうしてあげようとアイデアも浮かんできます。
夜遅くにレッスンが終わってからスタッフ達と情報を共有して、夜中まで色んなやり取りをして、その後次回のレッスンに向けての課題などを考えていると睡眠時間は4時間くらいになってしまいます。
好きでやっている事なので、それでも全然平気です。
最近生徒のお母様から「この頃、娘の動きが変わってきてinoko先生のトレーニングのおかげだなぁって実感してたんですよ。」と言って頂けました。
こういうお話が聞けるとこの仕事をやってて良かったなぁと思えます。
子供達にはトップ選手になる為の心構えや練習に取り組む姿勢なども伝えるようにしています。自分より他の子が上手になっても意地悪をせず、自分と向き合い、自分が上達する事だけを考えるようにと日々伝えています。
逆に自分が急に上達して、今まで仲の良かった子から意地悪をされても同じ土俵で戦わないようにとも話しています。
トップにいる時はどんなに威張っていても、意地悪でも、わがままでも周りはチヤホヤしてくれます。
でも一生トップで居続ける事はできません。そうじゃなくなった時にきちんとしていなければ人は離れていきます。他人を蹴落とさなくてもトップ選手になれます。むしろ他人を蹴落とそうとしている人の方が中途半端に終わってしまいます。子供達は引退後の人生の方が長いので、心の持ち方や考え方も伝えていけたら良いなと思っています。