2018.10.16
継続は力!〜《砂上の楼閣》にならないために〜
フィギュアスケートの技術と同じで、トレーニングをしてジャンプを跳べるようにするにはまず休まない事、コンスタントにする事が最低条件になってきます。
「忙しいので月2回コースはありませんか?」と聞かれる事も多いのです。実は昔は月2回コースもやっていました。でも今はありません。
毎週来る子に比べると月2回コースの子達の上達が遅すぎて、2週間後に来た時には前回の感覚も忘れていて、思い出すのに時間を使ってまた2週間後に、、、これでは期待される効果はほぼありません。
トレーニングをやっているんだ!という気休めにはなるとは思いますが、コストのみかかるだけなので、保護者の方に説明して月2回しか来れないときは来なくてもさほど変わらないので、4回来れるようになってからが勝負です、と率直にお話ししています。
事務からは受けたら?とも言われますが、個人レッスンは料金も高いので、確実に成果を出して頂くには最低でも週1回は必須です。せっかく来ていただけるのであれば、やはり結果にこだわりたいので、自分はその方針で行きたいと伝えています。
しっかりとした家を建てる事を考えてください。
家の一番大切なところはどこですか?外装でしょうか?
一番大切なところは土台です。しっかりと地盤を整備して、大黒柱を立てて、それから外装、内装を行いますよね。
スケーティング技術は壁、内装外装の部分に当てはまります。スケーティングを練習すればそれなりの形はできるでしょう。しかし、土台がしっかりしなければ、文字通り《砂上の楼閣》になりかねません。
そして、バランスを崩し、通常とは違う筋肉、関節に負荷がかかり、故障してしまいます。
皮肉にも一緒懸命競技に取り組んでいる人達の方がやはり故障は多くなってしまうのです。
そのような将来有望な子が故障してから当会を知って頂くことも多々あります。
もう少し早ければしっかりとした基礎の上でのスケーティングが出来たのにと、とても残念です。
みなさんには、故障に嘆くのではなく、しっかりとした土台、基礎を作ってから今まで出来なかったジャンプを跳び、達成感を味わって頂きたいです。
その達成感、成功体験を通じて、
これから長い人生、困難があっても乗り越えていけると自信を持てる子に育っていって欲しいなと思っています。