2019.06.05
続き
トレーニングはどこでも同じではないという話の続きですが…
「今までどんなトレーニングに行ってたの?」と聞くと、ほとんどが腹筋何百回、背筋何百回、縄跳び、ランニング。。。といった内容が圧倒的に多いです。
筋肉を鍛えるだけならどんなトレーナーでもできるのですが、フィギュアスケーターのトレーニングは機能を改善するトレーニングをしなければジャンプ力に変化は見られないので、それを知らないトレーナーが筋トレだけを行うトレーニングは効果が見られると思いますか?
「私は腹筋が弱いからトレーニングの先生から毎日何百回と腹筋をやりなさいと言われてるんです。」という子がいました。
腹筋が弱いから腹筋をつける。。。というよりは
なぜ腹筋が弱くなるのか?どういう風に体を動かしているとそうなってしまうのか?
その原因を見極めないでただ腹筋ばかりして腰が痛いと言ってる子もいますし、何でもかんでもトレーニングが流行っているからやれば良いという訳ではありません。
ただ単に筋肉を鍛えるのではなく、動きの中で腹筋が使えないと意味がないので、寝転んだ状態から起き上がる腹筋だけではないことを知っていないとアスリートのパフォーマンスアップ目的のトレーニングとしては効果はあまり期待できないと思います。
ボディメイク、スタイルアップが目的なら良いと思います。
フィギュアスケート専門パーソナルトレーナー養成講座をしていると、トレーナーの方であってもこの辺りを知らない方が多く、ただトレーニングの種目、名前だけを覚えてできれば教えられる所も沢山あるのでビックリします。
初級クラスでもその辺りを詳しくやりましたが、7月の中級クラス・東京ではもう少し掘り下げて体の連動についても勉強していきますので、宜しくお願い致します。