2020.09.07
転倒が減る理由
ストレートボディのトレーニングを継続するとバランスが圧倒的に良くなり、ジャンプ力が上がることはもちろんですが
「転倒が減るんです」っていうお声がすごく多いです。
特別な事をしているわけではなく、本人が持っている筋力を最大限に使えるようにするだけなので、沢山筋肉をつけなくてもジャンプは変わりますし、逆に筋肉を増やして重たくなって跳べなくなる子もいて、そういうトレーニングで失敗したからとストレートボディのトレーニングへ来る子も多いです。
ただトレーニングは継続しないと元に戻ります。スケートのジャンプも一度トリプルジャンプが跳べたからといって、あとはずっと練習しなくても跳び続けれる訳ではありません。
トレーニングも体を使うので同じ事です。
トレーニングにくるとバランスが良くなり、ジャンプが安定して、パフォーマンスが上がってきた頃に「もうジャンプは安定したきたし、ストレートボディの月謝は高いし、そろそろやめてもいいかな」という感じで、安定してきたのでやめますという前向きな?理由も多いです。
その安定がどれだけ大切かはやめてからじゃないと気付かないので、引き止めはしませんが、再入会はできないので、やめたらやっぱり調子悪くなったからもう一度入会したいですと言われる事はすごく多いのですが、お断りしています。
軽い気持ちでやめたりやっぱり入りたいという方は、結局長続きしないので、再入会制度はないと最初にお伝えしています。
それくらい本気でトレーニングに向き合っていく子じゃないと、フィギュアスケートのトップを目指すのはまず難しいと思うからです。
目先のジャンプの為だけではなく、1つ跳べるようになっても、またすぐに次のジャンプの壁にぶち当たります。
フィギュアスケートの練習をずっと継続しなければいけないのと同じく、トレーニングもずっと継続しないと進化は難しいんですよね。
厳しい事を書いていますが、これが現実です。
本気で頑張る子供達にきちんと成果が出せるように私も頑張って自己投資をして、スキルアップしています。
去年とガラッとトレーニングをリニューアルして、体だけでなく脳にアプローチするトレーニングも学んできました。
繰り返し反復して身につくトレーニングと、脳に刺激を与えながらやるトレーニングでは、後者の方が試合でパフォーマンスを発揮でき、とっさの対応ができるようになります。
とっさの対応ができるようになるのも転倒が減る理由の一つです。
まだこのあたりは勉強の途中ですが、それでもトレーニングの成果が去年よりもさらにパワーアップして、生徒の結果にあらわれてきてるので、今後のトレーニングももっと進化していく予定ですので、楽しみにしていてください。