2019.09.01
なぜトレーニングで劇的にパフォーマンスが変わるのか
トレーニングを継続しているとなぜパフォーマンスが劇的に変わり、怪我も予防できるのか?
フィギュアスケートに限らず、スポーツの競技スキルの練習も大切ですが、競技のスキルを最大限に発揮する為には体の土台作りが大半の割合を占めています。
トレーニングの基本的な考え方に「パフォーマンスピラミッド」というのがあります。
土台となるモビリティ、スタビリティ、ファンクショナル、
その次に筋トレと呼ばれる「力、スピード、パワー(筋肥大、筋持久力)」
「トレーニングは必要ない!」と思ってる方が、一番上の競技のスキルの練習ばかりしてもパフォーマンスは上がらず怪我のリスクだけが上がってしまいます。
パフォーマンスが上がり、怪我のリスクが軽減するトレーニングの順番は先にモビリティ・スタビリティ・ファンクショナル。
その後に筋トレ(力、スピード、パワー、筋肥大・筋持久力など)、そして最後に競技のスキルという順番が、一番効率的で、パフォーマンスも上がり、怪我のリスクも減らせます。
トレーナーはスキルに関しては関与できない所ですので、スキルの前の部分の土台作りがトレーナーの腕の見せ所です。
モビリティ?スタビリティ?ファンクショナル??っていうトレーナーも多いですし、それらがうまく機能していない時の改善するトレーニングも知らないトレーナーが多いように感じます。
きちんと動きを評価できないと、どこを改善して良いのかも分からないのですが、動きが評価できても改善する方法が分からないトレーナーもいます。
なので、こういった内容を理解していない、知らない方がストレートボディのトレーニングを見よう見まねで同じ内容をやったとしても全く意味がないのです。
まず生徒の動きを評価できないので、どこをどう改善したら良いか分からないのに、ストレートボディのトレーニングは良さそうだからとトレーニングを同じ内容でやったとしても効果は全く変わってしまうのです。
ストレートボディのトレーニングに通うとジャンプが急に跳べるようになったり、バランスが急に良くなったり、回転速度が速くなるのはこういった理由からです。
これらの部分は養成講座の中級で詳しくやっていきたいと思います。