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初めての子がトレーニングに来てくれました。
ダブルアクセルが跳べないのがお悩みという子です。
トレーニングで体の動きを見るとそんなに変な癖もないなと思いました。でも基本的な体の動かし方は習ってきてないので、まずはそこからです。変な癖がある子はまず癖を修正してからじゃないといけないので時間がかかりますが、この子はそういった癖はありませんでした。

次にハーネスで踏み切りを見ていくと手の使い方に癖がありました。
右手と左手の使い方を変えるように指導しました。
それを直すと軸が真っ直ぐになると言いました。
教えた通りにできた時に軸が真っ直ぐになりました。
その時にすごく嬉しそうにしていた顔が印象的で私も嬉しかったです。
だいたいどこがネックになっているかは分かりました。
でもお母様はダブルアクセルが跳べないから後ろから跳ぶジャンプよりもダブルアクセルを跳べるようにして欲しいとおっしゃっいました。
「今日見た感じだとアクセルが跳べない原因は体の使い方よりも技術的な問題があると思います」と伝えて実際のジャンプの動画を見せて頂きました。
そうするとやっぱり回転不足の原因になってるポイントがいくつかありました。
でも技術的な事はコーチにお任せする領域ですし、私はコーチでもないので私ができる事はコーチからのアドバイスを正しく再現できるように、思った通りにすぐに動ける体作りが私の仕事です。
だからトレーニングはとても大切で必要なんです。
今回の方は言ってなかったですが、よくコーチの教え方が悪いっておっしゃる方がいらっしゃるのですが、本当にコーチが教えた通りに動けてますか？
コーチのアドバイスを寸分の狂いもなくきちっと再現することができたら本当は跳べてるんじゃないかな？って思う事がよくあります。
言われた通りにやっても跳べないからコーチの教え方が悪いのではなく、言われた通りに動けてない子が大半です。
コーチのアドバイスを聞いて、きちんとその通りに動けるようになるためにもトレーニングは始めないといけないし継続しないといけないのです。